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ジュウメイメソッドとは

ジュウメイメソッドでは、26個の骨の積み重なりである背骨を、横隔膜呼吸と共にゆっくりと丁寧に自分で調整していきます。
ジュウメイメソッドの最大の特徴はレッスンで学んだ正しい動きを日常の動作に結びつけるという事です。
深い呼吸、正しい姿勢、歩き方、寝起き、椅子の座り方などを学んでさまざまな身体と心の不調の改善を目指します。

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    • 2016.06.04 Saturday
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    武当剣便りその25

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      太極拳に出会ってから私は、
      生活の中全てに陰陽を通して考えるようになった。
      それは、原因と結果の様に2つの現象は、一つの世界からいつも生まれるという事をベースに
      人間関係。
      仕事。
      タイミング等、
      この世に起こる全ての現象を、
      表と裏の関係から理解できるようになったと言う事だ。
      これは、想像の中で得たものではなくて太極拳や武術の練習を通し体で得たと思っている。
      武術一つの動作は全て2つの力の拮抗によって生まれる。
      武術だけではなく全ての動き、歩くだけでも2つの力で動いている。
      それが、武術練習時にはとても解りやすい。
      武器で前に刺す時の力は、同時に後方に引く力が必ず必要になる。
      刺すだけの前方に向かう力だけだと体当たりにからだ。
      同様に上方に剣を刺せば同時に下方に体重を落とす訳です。
      動きは虚実を繰り返しこの連動が型を成功させ身体的バランスを創り出す。
      ブレない身体の事です。
      安定感のあるズシリとしている身体。
      これが拮抗の中から生まれるバランス力だ。
      このバランスを取るために自然とコアトレーニングができるのも武術の素晴らしさでもある。
      簡単に言えば、日常の歩き出しの際、はじめの一歩をしっかり踏み出すためには、後方の親指で支え蹴り出す力で助けてあげなければならない。
      難しく考えず、いつも、力がかかっている方が実(陽) 、抜けている方が虚(陰)
      と考えれば良い。
      また、
      太極拳の動きはゆっくりだが虚実は明確に別れている為、意識がし易い。
      しかし、股関節が緩まない限りこの虚実も生まれてこない。
      ここが武術の奥義全てと言っても良いくらいだ。
      この虚実を身体で生み出せるよう股関節の緩みを一生かけて練習する気持ちで行くと次第に練習が楽しくなるはずだと思っている。
      1歳半の我がお孫ちゃんは、いつも完全に股関節で体重を捉え立っている為、
      音がなると即座にリズムを取り出す。
      その時の格好は、完全に五郎丸のあのスタイルを取っている。
      人は生まれながらに股関節で体重を捉えバランスをとっているのがよく解る。
      これを武術以外での人間関係その他、生活全てに当てはめて考えるわけだ。

      ジュウメイ









      武当剣便りその24

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        左肩の不調から半年、出来ない動作もまだまだあるが筋肉自体はゆっくりと柔らかくなってきている。
        が、関節炎と言うのは本当に厄介だ。
        関節の回転が炎症部に当たった途端激痛が走る為、
        それ以上の可動域のある筋肉運動が一切できなくなる事によって次第に筋肉が硬く縮まってゆく。
        初めは炎症が有る関節周辺部に留まっていた筋肉硬化は、やがて、あちらこちらと身体の部位を変えて広がり始める。
        痛い場所一つで、全ての動作が小さくなるからだ。
        この意味は、手を挙げる動き一つとっても脇、肩甲骨、鎖骨など身体全体を使って連携させ動かすため、
        患部が痛ければそれに伴い他の部位も大きく動かす必要が無くなるからだ。
        この期間が長く続くと俗に言う、硬いからだの人に成ってしまう。
        昔はペタリと開脚できたのよ。とか、地面にペタリと手のひら着いたのという感じ。
        しかし、人生長く生きていれば何処かしら痛い所も出てくる。
        そんな時、
        炎症期間中は、患部に意識のスポットを当てず、
        痛みが伝わるギリギリの所でまだ健全な全ての関節と背骨を動かし続けることが最も大切だと実感してる。
        一番良いのが足だ。
        膝が痛くても、腰が痛くても、背中、肩が痛くても足なら大丈夫だ。
        足育を徹底的にやる。
        足が地面に吸い付くだけで上半身の力は抜けてくるからだ。
        また、足の指の動き、こんな小さな関節が動くだけでもその波動は上半身に向かって流れてゆく。
        例え実感が無くても、体の中では動かしている信号が必ず伝わっている。
        布団の中で、足の指一本動かすだけでリハビリになる。
        この繊細な身体の世界を大切に意識することで、
        どんどん身体は、目覚めてゆくのだ。
        大切な事は、どんな状況下でもやり続ける事。
        諦めない、諦めない、
        生きてる所を更に動かす事で波を患部に伝えるイメージでいきましょう!

        ジュウメイ

        武当剣便りその23

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          クラシック音楽と太極拳はとても似ている。
          楽譜と言う不変的絶対の規定の中に音楽が存在する。
          太極拳の世界も同様、規定と伝統の中に存在する。

          フランクのバイオリン ソナタ
          イ長調第2楽章 アレグレット モデラート

          今、五嶋みどりと五嶋龍この17歳差の兄弟2人の音の違いを鑑賞している。
          二人は、母親の五嶋節から徹底的英才教育を受け育て上げられ、
          幼少の頃から賞を総なめし、みどりにはもう指導する者がいないと十代の頃から言われてきた大天才だ。
          勿論、弟龍も世界トップクラスの天才だ。
          しかし、偉人伝と言うものは業績や栄光と言う外側の世界から見たものだ。
          でも、芸術表現はその人の内側、生活や生き方が一つの形になって外に現れる世界のことを言う。
          本当の鑑賞の仕方は、この彼らたちの音を通して彼らの人生を感じる事だ。

          同じ母から教育を受け同じ環境下で育った2人だが、2人の身体も魂も其々違う。
          一旦その人の生き方のフィルターを通して出てくる音の違い、それは、
          規定や伝統的に守られた太極拳を打つ私のいる世界と全くもって同じなのだ。
          私は自分から師を探せたが彼らは宿命的に生まれ落ちている環境がある。
          いわば、影の存在、五嶋節の人生こそ波乱に満ちドラマチックで興味深い。
          みどりは、拒食症と鬱を繰り返し今年、未婚42歳で多分、精子提供を受け出産した。
          龍は空手とバイオリンを最後まで両立させバイオリンを選んだだけあり、
          彼の体は逞しくルックスも良い。
          ハーバード大学物理学出身で宇宙飛行士になるのが夢だった。
          外側からは両極端に見える2人には、どんな音の違いと共通点があるのだろうか。。
          フランクのバイオリン曲は、情景イメージがしやすく比較もし易い。
          朝の湖の水面に蒸気のように湧き上がる靄の景色がピッタリだ。

          みどりは、本当に細かい一瞬一瞬の目には映らない情景を、
          超越した技術力で繊細かつ憂いに満ち私達では手の届かない様な神秘的な世界へと誘い込む。
          一方、龍の方は、もうすぐ霧が晴れ必ず今日は喜びに満ちた日になるのを予感させるような、
          エネルギーを秘めた力強さを感じる。
          双方素晴らしいが、本当に違う曲に聴こえるくらい違う。
          龍は、ダイナミックなべートーベンの方が更にパーソナリティーが炸裂するのかもしれない。
          節がどれだけの思いで二人を教育したかは未知だが、
          節自身の人生観を超えた二人は、それぞれの生き方を持って演奏に磨きをかけてゆく訳だ。
          やはり、五嶋節から受けた人生の下ごしらえが凄すぎたとしか言いようがない。
          こんな事を思いながら、
          何でも、一番深い所から湧き上がる人生のキラキラは、一瞬にして人を幸せにできるという事。
          素敵な世界だなぁ〜
          ワンダフルワールドだ!

          ジュウメイ






















          武当剣便りその22

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            5月18日 この父の命日にいつも私は東京にいない。
            御墓参りは、家族に任せ山に入ってしまう。
            早朝、父は今頃何処にいるのかしらと、
            山を歩きながら父を思い出す。
            なんと言ってもこの世で一番深い縁のある人だ。
            幼少の頃から父の生き方を見、理解不能の時期もあったが、
            自分の成長と共に父の生き方も次第に理解し感謝できるようになった。
            本当に厳しい人だったが、
            私は父のお陰でこれだけ強くなれたと思っている。
            それに、あの勝負師のような度胸ある生き方は、
            なかなかまじかでは見れないものを見せてくれた。
            父は他人を信じる力があった。
            裏切られたら一家離散にもなり得ない事も他人に任せる事ができた。
            現実主義者だったが、そのお陰で母は、
            この世の汚れを知らないまま今の歳まで生きてこられたとも思っている。
            父の最後の言葉は、亡くなる3日位前に

            「お前の仕事は慈善事業に近い、でも一人一人を大切に仕事をしてるとその中から本当の支援者が現れるかも知れない、
            誠意を一人一人に尽くす仕事をすれば良いから」

            父は何億もの取引をし資金繰りは銀行、社員は2000人を超える起業家だった。
            大病もし、精神的にも追い込まれていた時期も長くあったはずだ。
            私は、1レッスン幾らかの世界で生きる小さな個人事業家、
            だからこそ人1人を大切にしなさい。
            この一言が、生き方の違う私への理解と勇気に変わった。
            そして、
            今の私を決定づけてる。
            以後、長〜く一人の生徒さんとお付き合いできる仕事の仕方を考えるようになった。
            だから、フェイスブックもツイッターも私には不要だ。
            全て生徒さんからの紹介もしくは私とご縁があった方で教室を末長く成立できれば、
            本当に感謝だ。
            もう一つ、父を理解する力添えに成ってくれたのが、
            我が家の近くに住む支柱推命の先生だ。
            彼女は、一度占うと全てを暗記している。
            すなわち、我が家全員の星が頭に入っているということだ。
            私が太極拳の練習をしていると、何故かタイミングよく彼女に出会う。
            むしろ、大切なものを忘れそうになっている時に、
            彼女が現れると言った方が良いかもしれない。
            すると必ずいつも声をかけられる。

            「遠くからあなたの太極拳を見ているとなんとも素晴らしい、これはね、あなたのお父さんが創ってくれた元が有って今のあなたがあるんですよ。
            今日はお家に帰ったらお仏壇を綺麗にしてお父様にご挨拶をして下さいね。
            それがあなたのする事なのよ」

            必ず毎回同じ事を言われる。
            子供は、親を選んで生まれて来たと言うけれど、
            その宇宙の采配に感謝を忘れてはいけませんよ。
            そんな意味だと感じている。

            ジュウメイ






            武当剣便りその22

            0

              5月18日 この父の命日にいつも私は東京にいない。
              御墓参りは、家族に任せ山に入ってしまう。
              早朝、父は今頃何処にいるのかしらと、
              山を歩きながら父を思い出す。
              なんと言ってもこの世で一番深い縁のある人が親。
              幼少の頃から父の生き方を見、理解不能の時期もあったが、
              自分の成長と共に父の生き方も次第に理解し感謝できるようになった。
              本当に厳しい人だったが、
              私は父のお陰でこれだけ強くなれたと思っている。
              それに、あの勝負師のような度胸有る生き方は、
              なかなかまじかでは見れないものを見せてくれた。
              父は他人を信じる力があった。
              裏切られたら一家離散にもなり得ない事も他人に任せる事ができた。
              現実主義者だったが、そのお陰で母は、
              この世の汚れを知らないまま今の歳まで生きてこられたとも思っている。
              父の最後の言葉は、亡くなる3日位前に

              「お前の仕事は慈善事業に近い、でも一人一人を大切に仕事をしてるとその中から本当の支援者が現れるかも知れない、誠意を一人一人に尽くす仕事をすればそれで良いから」

              父は何億もの取引をし銀行で資金繰りをし、社員は2000人を超える起業家だった。
              大病もし、精神的にも追い込まれていた時期も長くあったはずだ。
              私は、1レッスン幾らかの世界で生きる小さな個人事業家、
              だからこそ人1人を大切にしなさい。
              この一言が、生き方の違う私への理解と勇気に変わった。
              そして、
              今の私を決定づけてる。
              以後、長〜く一人の生徒さんとお付き合いできる仕事の仕方を考えるようになった。
              だから、フェイスブックもツイッターも私には不要だ。
              全て生徒さんからの紹介もしくは私とご縁があった方で教室を末長く成立できれば、
              本当に感謝だ。
              もう一つ、父を理解する力添えに成ってくれたのが、
              我が家の近くに住む支柱推命の先生だ。
              彼女は、一度占うと全てを暗記している。
              すなわち、我が家全員の星が頭に入っているということだ。
              私が太極拳の練習をしていると、何故かタイミングよく彼女に出会う。
              むしろ、大切なものを忘れそうになっている時に、
              彼女が現れると言った方が良いかもしれない。
              すると必ずいつも声をかけられる。

              「遠くからあなたの太極拳を見ているとなんとも素晴らしい、これはね、あなたのお父さんが創ってくれた元が有って今のあなたがあるんですよ。
              今日はお家に帰ったらお仏壇を綺麗にしてお父様にご挨拶をして下さいね。
              それがあなたのする事なのよ」

              必ず毎回同じ事を言われる。
              子供は、親を選んで生まれて来たと言うけれど、
              その宇宙の采配に感謝を忘れてはいけませんよ。
              そんな意味だと感じている。

              ジュウメイ






              武当剣便りその21

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                山に入ってから20日が経った。
                玄門剣と言うカンフー剣の套路(型)は全て覚えた。
                これからは練り込みの練習になる。
                伝統武術は完全に伝導者が生き字引だ。
                太極拳の元代、張三豊が少林寺から武当山に修行の場を変え太極拳を創ったとされているが、これも伝説のままである。
                私は、この張三豊の武当派と呼ばれる太極拳をしている。
                彼はもうこの世にいないので選ばれた伝導者から教わる。
                それが楊群力师父だ。
                彼は去年から武当国際武術大学の校長に成ったのでその直弟子から教わっている。
                クラッシック音楽には作曲者の楽譜が残っているが、
                太極拳には何も残されていない為、伝導者からの教えを完全に守らなければならない。
                これが楽譜と同様な訳だ。
                此処からは、あくまで私考えだが、
                鍛練は、肉体強化。
                練功は、先生と共に套路(型)を練習する。
                熟練は、一人で套路の練り込みをする。
                こんな感じ。
                熟練時期に来て、初めて自分らしい武術が打てるようになる。
                それまでは絶対的存在、师父の教え通りに太極拳を打つ事が最も大切だ。
                私は山に入ると初めの3日間は今まで習ったもの、全てをもう一度师父に見直してもらい合格したら新しいものに着手する。
                どうしても帰国し一人で練習すると、
                張三豊ではなくジュウメイ式にいつの間にかなっているからだ。
                徹底して楽譜通りに曲を弾きその後プロになっても先生につかない限り成長しないように太極拳も同様だ。
                でも、これを壊す自由も私にはある。
                伝道師ではないからだ。
                壊して自分の太極拳を創りたい訳ではないが本当は、もっと遊びたい。
                こんな事を言うと怒られるかもしれないが、自由に曲を使い衣装を創作し出し物として、もう一つ違う世界を創りたい。
                ぶっ飛びたいのです。
                多分、この時間こそ一番私が生き生きとするはずだからだ。
                ジュウメイ舞踏団だ。
                いいな、いいな、考えるだけでワクワクして来ます。
                太極拳をやるのに自分が中国人でないことをハンディーに思っていた時期もあったが今は逆に外人で良かったと思っている。
                自由になんでもできる環境にある。
                此処に留まり伝統をきっちり伝える人、自由に放浪しながら種を蒔く人
                どちらも役目が違う。
                それに気づき私は、無理に太極拳を仕事にしたりする必要もないと今は思えすっきりしている。
                足力を卒業してくれた生徒さんが、もし太極拳との縁があれば是非とも歓迎したい。
                そんな風に考えるようになった。
                人が生き生きとした笑顔を創れるよう、
                私にお役目をお与下さい。
                ご縁をお与ください。
                なんだか今はとっても謙虚でございます。
                そして、ここも肝心。
                財に恵まれますように。。
                こんなお祈りをしています。

                ジュウメイ


                武当剣便りその20

                0


                  完全に寝坊〜
                  7時じゃ山の神様は、もう挨拶を済まして天空に戻ってしまった。
                  まぁいいっか。。
                  こんな日は、朝食までの30分で洗濯をする。
                  ここに来ると大抵の事は、大した事では無いと思えるのが不思議だ。

                  お寺や学校のスケジュールが突然変わる。
                  注文した料理が違う。
                  お釣りが違う。
                  約束した日時を容易に変える。
                  停電もする。

                  いちいち気にしていると身がもたない。
                  腹を立てると時間の無駄になる。
                  でも、
                  私の中国とうまく付き合う努力が、
                  いつか私のこだわりも何処かへ行かせてしまった。
                  没事(mei shi)。。。
                  中国人はこの言葉を本当に良くみんな使う。
                  漢字の通り、事が無い、大したことないという意味。
                  これぐらいで丁度良いのかもしれない。
                  いい加減だが、中国人は時々特別可愛い。
                  お金がなくても人にご馳走をし
                  一つしかない自分の物も気軽に仲間に譲り
                  社交辞令も無い。
                  両親を大切にし
                  食べ方は下品だけど、みんなで一つのものを分け合ってお酒を注ぎ合い、
                  難しい話は一切しない。
                  だから、ごめんねを言わなくてもそこで清算される。
                  そんな彼らをいつも憎めない。
                  本当にこの人達は商人向きだ。
                  天性的営業力がある。
                  日本人も素晴らしい。
                  コツコツ積み上げきっちり物を創ってゆく天性は天下一品だ。
                  礼儀正しく努力する事にも長けている。
                  全然違うけど、仲良くしたい。
                  多分、相手に自分のこだわりさえ求めなければ上手くいくはず、
                  こだわりは相手に求めるのではなくて、
                  相互で理解に努める気持ちだけ持っていれば、良いのかもしれない。
                  人は皆それぞれの生き方がある。
                  同じ生き方を相手に求めた途端、関係がおかしくなる。
                  難しいかもしれないが、
                  和の心が何よりも大切なのだから。

                  ジュウメイ





                  武当剣便りその19

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                    安易に私はマッサージを受けないが、
                    此処には、専属の按摩師が居る。
                    まだ26歳の若い男性だが縁あって知り合った。
                    彼はいつも呑んだくれてるのでなかなか予約が取れない。
                    遊びの約束を優先させるため、いつも彼に合わせてこちらが予約をする。
                    いい加減な彼だがそれでも彼が良い。
                    彼のやり方も痛いところを優先させず、最後に痛いところに手をつける。
                    全部経絡と経穴に沿って按摩するのでもちろん痛いが、後が本当に楽になる。
                    この経絡経穴ほど、ミラクルなものはない。
                    私達の目には見えないがそこには必ずあると言う世界だ。
                    彼の施術は、先ず、背中側にある督脈(尾てい骨と肛門の間〜背中、後頭部正中線に沿って頭頂部まで按摩し、太もも〜足のツボに入る。
                    その後、ひっくり返って、額を按摩。
                    そして、
                    任脈(アゴの中間から体全面から会陰まで)に沿って内臓をマッサージし太もも〜足。肩首と一連の流れがある。
                    伝統中国式だが彼の按摩は、ソフトで短時間で終わる。
                    督脈と任脈は、基本的には繋がっていてこの2つの脈を通し気を周回させる事を、
                    小周天と言う気功法の一つ。
                    人も一つの道と考えると、そこには、気、血、水がいつもサラサラと流れていて初めて道が通るという訳です。
                    太極拳では、含胸抜背(ガンキョウバッパイ)、立身中正(リッシンチュウセイ)と言う
                    大切な基本姿勢があり、
                    漢字でも理解できるが、この意味は全てツボに有ると私は感じている。
                    胸を含ませるとは、肺のツボが緩むと簡単にできる事に気付いたからだ。
                    この太極拳に必要なツボが緩むと逆に気が通るのにも気付いた。
                    そして、ツボは本当にミクロの穴が空いているのだと勝手に思っている。
                    多分正中線、会陰〜百会の脳天迄は、一直線に串刺しできるはず。
                    怖いのであまり考えないが、私達はミクロの穴がいっぱい空いている。
                    それがツボと言う解釈。
                    その穴が色々な理由で閉まると気血水が滞る訳です。
                    今日はもうダメ〜という日に彼にツボを開いて頂きます。
                    おまけに凄い貼り薬をしてくれます。
                    彼が自分で作った薬草の湿布。
                    その上に透明のミントの結晶を散らしライターで炙ります。
                    それをいつも、ハイおまけとか言って貼ってくれます。
                    ミラクルミラクル。

                    ジュウメイ




                    武当剣便りその18

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                      毎朝,紫霄宫(お寺)へ行くと100段くらいの石畳の階段を道着を着た子供達が駆け足で上り下りの鍛錬をしている。
                      階段の一番下には腕組みをした怖い先生が立っている。
                      10歳から16歳位までの子共達だ。
                      多分いろんな事情があって学校を辞め、この山に来ているはずだ。
                      ここでは絶対的存在、シーフ(师父)と呼ばれる先生の
                      言われたことをやるのが全てだ。
                      どんなに疲れてもお許しが出るまで走り続けなければならない。
                      時には、細長い棒で思いっきりお尻を叩かれて蹴飛ばされているのを見ると少々心痛むが、
                      これが鍛錬なので仕方がない。
                      子供達の鍛錬の場合、
                      この苦しい意味だとか何のためにとかを全く考えずに、ただ言われた事だけを無心に耐え抜くだけと言う
                      大人には無い世界がある。
                      これが、本当の成長の鍵だと此処に来て私はつくづく感じている。
                      意味を持たなければ、或いは、
                      目標を持たなければ何かが出来ないというのは、
                      鍛錬と言わないとも思っている。
                      それは、
                      鍛錬〜練功〜熟練へと成長に合わせて練習法の過程が有からだ。
                      鍛錬中は、先ず黙ってただやれ!
                      これしか無い。
                      将来この子達がこの時間の集大成が直接仕事に結びつかない子がほぼだが、
                      本来就職するために鍛錬をしているわけではない。
                      でも、此処で過ごした時間は、
                      確実に逞しい肉体と逞しい人生を生き抜く根源的力量は必ず手に入れられる。
                      簡単に人生を諦めない力の事だ。
                      無学歴を超え人生を自分で創り出す力は、
                      将来、愛する人を守り抜き、小さな喜びへの感謝にも変えられるはずだ。
                      人が道になる時、それはいつか全てが結びつき丸になる時。
                      それまで今出来る事だけをやり続けるしかない。
                      そして、
                      じっくり待ちましょう。
                      丸になるまで⚪️よ。

                      ジュウメイ



                      武当剣便りその17

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                        お隣の部屋に若い男の子がやって来た。
                        イギリス人でベッカムみたいな綺麗なお顔をしている。
                        イギリス人はこんな王子様みたいな男の人ばかりなのかと勘違いしそうだ。
                        18歳で7ヶ月間一人でアジアを旅しているらしい。
                        中国語は全く喋れず、事務所の女の子達はみんな英語が話せるため事務手続き等は、中国ではほぼ困らないが、
                        先生達は一切英語が話せないため小学生レベルの英語しか話せないこの私が、通訳係にいつも成ってしまう。
                        彼は、カンフークラスを選ばず私と同じ太極拳クラスを選んだ。
                        若いのになぜかと聞いたら、
                        道教と禅哲学が大好きで気功を勉強していると言っていた。
                        アジア思想の虜になっている欧州の人達にとって此処は聖地だ。
                        十分自国で勉強済みで中国語が話せなくても
                        一途に秘めたパワーを皆持っている。
                        彼も私と同様毎朝、お寺にお祈りのセレモニーに参加している。
                        18歳の若い子が毎日お寺に通う。
                        外見もどうみても20代の後半あたりに見える。
                        静かで落ち着いていて私より魂が早く大人に成ったのかもしれない。

                        ジュウメイ


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